前回の続きにやっと戻るわけですが、リビエラの難しさは芝生にあります。
「Kikuyu」
キクユとそのまま発音しますが日本語ではないようです。
元々はアフリカ原産らしく、アメリカには1930年頃に輸入されました。
で、何が難しいの?
まずはキクユの写真をご覧ください。
魚の骨のように見えるのがキクユです。
ぶっとくて頑丈です。
フェアウエイとラフに一面にあるわけですが、フェアウエイは目が細かくなっていて逆にボールを持ち上げてくれてます。
しかしラフではクラブヘッドが抜けないので距離感を出すのに苦労します。
茎が太く強い分フワフワ感がありボールはその上に鎮座しますが、ライがいいと思ってヤンワリ打つと半分の距離しか飛びません。
まして魚の骨の間にボールが止ったりしたらお手上げです。
あと、「グリーン手前にワンクッション入れて」というワザが効きません。
ゴワゴワふわふわのキクユが衝撃吸収してくれて、落ちた所に止ってしまいます。
もう一つリビエラの難しさで忘れてはいけないのがグリーンの傾斜と芝目です。
ご覧の通り、ここは太平洋に面するサンタモニカ海岸の側にあり、芝目が海の影響を受けています。 ペブルビーチや、トーリーパインもそうですが、ポアナ(スズメのカタビラ)グリーンの目は強力でツアープロでも苦労します。
またクラブハウスがある場所が一番高いところで、南側(木のラインが見える方)に傾斜しており、全体の地形を頭に入れておかないと錯覚の罠にはまることになります。
あれやこれやと書きましたが、石川プロが練習ラウンドでどこまで掴めるか非常に興味があります。ここを知り尽くしている丸山プロが指導できれば鬼に金棒といったところでしょうか。
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