4月から試合の17ラウンド連続で30パットを切れなかった長男が、ここ4ラウンドは連続して30を切っています。
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パット数はGIRと関係してくるのでパット数を単純に比べる事は出来ませんが、カップインしたパットの合計距離をそれぞれ見てみると
29m
15m
23m
18m
と20m超えが2つあります。
これはまさにパットの好調さを物語っています。
予選落ちしたジュニア・ワールド以降、プレー中及び練習中も以下の事をかなり意識して実行し始めました。
1)見た目を信じてパットする
2)ターゲットを最後に見てストロークを開始するのは1秒以内
また練習時には
3)カップインできる距離からしか練習しない
4)ストロークの練習にはカップを使用しない
私が崇拝するスポーツ心理学者のボブ・ロテラ氏は
「自分が生まれて持っているコンピューターを信じなさい」
と唱えています。
私なりの解釈ですが、ゴミ箱にゴミを投げ入れるように、体が本来持っている能力を最大限活用すると言うことです。
人によってパッティング・ルーティーンは色々あっても結局最後にストロークを開始する際には、ターゲットを見てからすぐにストロークを開始する方が脳のコンピューターを生かしやすいようです。
最後にターゲットを見てから長い間ボールを睨み付けっぱなしですと、ターゲットのイメージが失われてしまい、しかも体の筋肉が緊張して来ます。
日頃から脳には良いイメージを植え付けておくのも有効ということで、パットの練習時は必ず「カップイン」できるパットを練習することが大事とも言っています。
難しいラインを繰り替えしパットして外しまくっていると、脳には「外れる」イメージが植え付けられ本番でも同じ事が起こりやすいそうです。
「いや、べつにカップには入れようとはしていないから・・・」
なんて言う人がいますが、脳にはその外れるイメージが確実に蓄積されて行くそうなので危険です。
ちなみに「カップイン出来る距離」とは9個パットして5個以上入れることのできる距離を言うそうです。
周りにいるパットの名手をあらためて見てみると、全員と言っていいほど簡単にパットしています。
8歳児の子供がパットを決めまくるのを見て
「あんなに簡単に打てたらいいよねー」
と大人はつぶやきますが、パットを難しくしているのは自分です。
「これを入れなければダボだ~」
「これを外したら予選落ちだ~」
「これを決めたら優勝だ~」
これらの邪念が全てマイナスの方向に働きます。
「入れたいと思った瞬間、体の筋肉がおかしくなる」
と今アメリカで一番HOTなパッティング・インストラクターであるデーブ・ストックトン氏は常に説いています。
8歳児の子供は余計なことは何も考えていない(カップインさせることのみを考えている)ので目と脳と筋肉のコーディネーションが上手く働いています。(ゴミ箱にゴミを投げ入れるように・・・)
言い換えれば8歳児のパットの名手でも
「これを外したらおやつ無しだ~」
と考えると外します。
でも実際問題、競技中にあれこれ考えるなと言っても難しい問題です。 絶対に雑念が入ってきます。
そんなプレッシャーを感じる中、手を震わせながらでもパットを決めるにはどうすれば良いのか。
ロテラ氏によると
「ルーティーン」
が一番有効であると言っています。
「なーんだ、そんなの昔から言われていることだよね。」
確かにそうですが、我々サンディエガン一家が最近やっと気づいたのは、
「カップ(またはターゲット)を最後に見て1秒以内にストロークを開始する」
ことを取り入れたルーティーンです。
我々の場合は、ライン読みにタップリ時間を掛けた後は、ターゲットを見ながら数回素振りし(振り幅・強弱・タッチは感ピューターを 100%信じる)パターヘッドをセットしてスタンスを決めターゲットを2回くらい見て、視線をボールに戻した直後にストロークを開始します。
こうすると体の一部が一瞬たりとも停止しない状態でストロークを開始するので邪念が入りにくく体が緊張することもありません。
またターゲットの残像が脳に残っているうちに打ち出すのでタッチと出だしが合いやすいです。
「プレー前、練習グリーンで適当に打った本日の一発目がカップイン」
「諦めて打ったらカップイン」
「パター戦ではボコボコに入った」
これらは決して偶然ではなく、全てリラックスした状態から感ピューターが上手く働いた結果です。
8歳児のパットの名手もHC20だけどパットは上手いオジサン、オバサンも邪念を抱えることなく感ピューターを生かしまくっています。
「パット見てパット打つ」
ダジャレのつもりではありませんが、集約するとこの動作が全てを引き出してくれる鍵であると思い始めました。
興味のある方は是非試してみてください。 今より悪くなることはないと思います。
あと、これは「劇薬」なので実戦投入には十分な覚悟が必要ですが、
大事な場面で1mが残ってしまい、もの凄く緊張してしまった場合、しかもパットの調子が悪くてとても決められそうにないと感じるとき。
良くありますよね。 こんな時こう考えるんです。
「これはもう外している」
と思い込みます。
有名なアニメの名台詞に
「おまえはもう死んでいる」
というのがありましたが、あれと同じです。(違うか?)
残念ながら目の前にある1mは外してしまっているパットなので、せめて後から悔いの残らぬようベストストロークを心がけます。
具体的には私の場合はボールとカップの中間地点を転がるボールスピードに注力します。ラインは気にしません。(超適当)
ショートパットが外れるのは「打てていない」場合が殆どなのでボールに適度な勢いがあれば入る確立が高いと考えているからです。
いい加減にパットしても良いでしょう。外れてもOKです。最初から外れているものが実際その通りになっただけです。
これは劇薬ですので。
パット下手歴20年の戯言にお付き合いいただき有難うございました。
GOOD LUCK!
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