2006年11月29日水曜日

アメリカ人のゴルフ

(昔の記事ですが、後生に伝えたいので再UPです。)



アメリカ人のゴルフは日本人の想像を遥かに超えています。
トピックをいくつか:



唾(ツバ)

アメリカ人にとっては唾は清潔なものです。
キャディーさんがいないプレーが一般的なアメリカでは各自ボール拭きのタオルを持ってラウンドするわけですが、タオルの半分を水で濡らしておく・・・なんて繊細は人は少数派です。

多くの人はボールに向かって「ペッ、ペッ」と唾を吐いてタオルでゴシゴシします。間違いなく臭いですが、ボールの表面は艶々しているような気がします。

アイアンヘッドの場合は「プニュゥー」っと10円玉大の唾をスイートスポットに落としタオルでゴシゴシします。

時々同伴競技者がグリーン上にタオルを忘れそうになるのですが、手では拾わずパターヘッドに引っ掛けて渡してあげます。


また、そんじょそこらに唾を吐くのはアメリカ人の特長とも言えるでしょう。タイガーは代表的です。繰り返しますが、彼らにとっては汚いものではありません。

ティーグランドとグリーン上はよく気をつけていないとタッチしてしまう被害に会います。



先日ホームコースでの競技中、210Yパー3を5mにつけて意気揚々とグリーンに上がったらボールの真後ろに直径1cm大の唾が。。。。

マークは横目にずらしてセーフだったものの、アドレスする際はパターソールがどうしても唾に触れてしまいます。

「こんな唾くらいなんだー!」とどっしり何事も無かったようにパターを構え、いざテークバックを始めた瞬間、唾の糸がビローン

30cmのバックスイングまで伸びきった弾力性のある唾(タン?)に気を取られてしまい、バーディーどころかカップにも届きませんでした。




ショートテンパー

ショートテンパーとは「短気」という意味です。
アメリカ人だからというよりは個人格差かも知れませんが、アメリカのショートテンパーは派手です。



10年前になりますが、初めて地元のアマチュアの試合に出場したときのこと。同じ組の高校生がグリーンエッジでザックリしてボールが30cm前へ。

悔しさの余り渾身の力で振られた素振りはエッジの芝を30cmも削ってグリーン上にドタッ。
無言でそれを戻した後に半分ヤケクソで打ったチップはカップインしてナイスパー。



5年前サンディエゴシティーアマでのこと、トーレーパイン・ノースコース17番パー3でショートパットをミスした当時40くらいの紳士はオデッセイパターを池に放り投げてそのまま棄権してしまいました。その日は後1ホールで競技終了でした。。

ちなみにパターが空中を舞う現象を「ヘリコプター」と英語でいいます。





ジーンズ

大きな大会になると服装規定が必ずありますが、シティーアマぐらいのローカル試合になるとジーンズで登場する輩が1人はいます。先日のコロナドシティーアマでも1人いましたが、2日目は私の後ろを回っていました。スコア見たら負けていました。





これもコロナドシティーアマでのこと、2日目に一緒の組になったジムという中年男子が一番ティーに現れたときに持っていた飲み物はブラディーマリーラージ。始めはアイスティーだと思ったよ。



このジムおじさん、強烈なキャラクターなので一度に書ききれません。次回の記事とします。

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