場所は灼熱のパームスプリングス(正確にはインディオ市ですが)のザ・ゴルフクラブ・テラ・ラゴ。
13-15歳の部 北コース6,511Y(黄Tee)Par72 71.4/128
IJGTは東海岸では中々の規模のようですがこちら西海岸では参加者があまりいなく、フィールドも強くないようです。
カリフォルニアはジュニアツアーが多いせいでしょうかね。
14-15歳の部はたったの9人の参加で有名なプレーヤーもいませんでした。
私からの命令は
「ブッチギリで優勝しろ」
しかし最近はクラブがアウトから入る癖がついてしまい、調子はよくありません。
案の定、1日目は2バーディー、6ボギー1ダボで78。
パーオンは7回だけだったにも関わらず、その内3回も3パットする始末。
ちなみにこの競技はギャラリーが許されています。
フィールドが弱いおかげで78でも2位タイ。
トップは74でした。
2日目。
上位3人の直接対決でスタートしました。
この日はショットを無理矢理修正してきてボールはグリーンには乗りますが、バーディーが決まりません。
3番で1.5m、5番で2mを外しました。見ている方は胃が痛くなります。
トップの子もパーを重ねていき4打差も縮まらず万事休すかと思われましたが、14番でドラマが起きました。
上がり5ホールの内、3ホールは池がかなり効いているホールで何が起こるか分からない要素がありましたので、
「最後まで絶対に諦めるな」
と言いつけてあったが現実になったのです。
14番の短いパー4でトップの子が池に捕まりトリプル。
トップ7オーバー
2位8オーバー
3位9オーバー(息子)
15番浮島グリーンのパー3(160Y)でトップの子がガードバンカーからトップして池。またもやトリプル。
これでその子は10オーバーとなり圏外へ。
15番浮島グリーン
残る相手は8オーバーの子ですが、息子はその15番で2mを決めバーディー。相手は3m入らずパー。 これで8オーバーでタイ。
16番パー4では息子は寄せワンのパー。相手は3mがまたも入らずパー。
17番パー5で先に息子が第3打を売って50cm。相手は1.5m。
相手はまたもや入らずパー。息子は慎重に沈めてバーディー。
35ホール目にして初めてトーナメントリーダーになった瞬間でした。
緊張の18番は452Yのパー4。
200Y残るセカンド地点からグリーン手前までが池なので息子は刻んでパー5と仮定してプレーします。
息子は予定通り3打目残り60Y。
相手はセカンドでプッシュしてショートサイドに外しバンカー越え。
息子3打目は1.5mにオン。
相手はフロップショットで狙ったものの、タッチが弱くて寸分届かずバンカーのアゴの深いラフ。
4打目も5mオーバーして2パットのダボとしたため、息子は3パットでも優勝となりました。
決して自慢できる優勝スコアではありませんが、シーソーゲームを制しての優勝には本人も私も大満足。最後の5ホールは本当に集中していました。
遠くまできて炎天下110F(43℃!)の中36ホール歩き続けた甲斐がありました。
ギャラリーですら簡単に痩せられます