2009年5月30日土曜日

イップスとの決別

アプローチ・イップスが完治しました。
完全決別宣言です。

かれこれ4年でしょうか、あるトーナメントでバミューダのうす~いライから大トップしたのが始まり。
その時の感触が体に染みついてしまい、それ以来タイトなライでは体が思うように動きませんでした。

この辺はメンタルが絡んでいるのは承知ですが、アプローチミス(ザックリかトップ)の最大原因である右手のワルサ(右手首を内側に折ってしまう)を抑える決定的な方法が見つかりませんでした。

今回克服となった要因は大きく言って3つ:

アドレス
グリップの強さ
フェース・ローテーション


かい摘んで説明します:
(カップまで15Y位の距離を58°のウエッジで腰の高さに出して2バウンド目でチェックが掛かり、あとはトロトロというイメージ)

アドレス
ボールは体の中心からボール1個分右。(右過ぎるとリーディングエッジが地面に刺さってしまう)
フェースをほんの少し開く。(バウンスを使う=ミスに対して許容範囲が大きくなるため)
手は体の中心。(ハンドファースト過ぎないように=リーディングエッジが刺さる)

グリップの強さ
クラブが手から落ちてしまう強さを0とすると1~2くらいで握りスイングする。そうすることによって右手がインパクトでワルサできない。ヘッドの重みで逆に甲側に(しなやかに)折れる感じとなる。

フェース・ローテーション
フォロースルーでボールを包み込むようにヘッドを閉じながらスイングする。(理由はまだ明確に判っていませんが、この方が断然クリーンにボールを捕らえられます。ローテーションが少ないと軌道が鋭角になるような気がします)


この三つが自分の中で最終形となるのに4年掛かりました。
普段から何も考えないで打てている人には理解出来ないことだと思います。

今ではベアグランドでも芝のうす~いところからでもクリーンに捕らえて打つ絶対の自信があります。バウンスを使えるようにアドレスしているので多少ダフってもミスにはならないという安心感もあるのでしょう。

技術とメンタルは密接な関係にあるのがショートゲームだと思い知らされました。

2009年5月29日金曜日

観戦必須グッズ

先日のアリゾナのように暑い場所での試合になりますと、親は応援だけでなく移動給水所の役目も果たします。

暑い地域では大会側も各所に水と栄養食品などを置いている場合もありますが、私が応援に出かける際は自分たちで用意します。

しかし問題はこの荷物。



競技終了まで5時間は掛かる応援には折りたたみ椅子は欠かせません。腰への負担が軽減されます。

時には40℃近くなる炎天下でクーラーバッグも抱えて歩くのは結構難儀でした。



でも解決策を見つけたのです。







一見バッグに見えますが、折りたたみ椅子とクーラーバッグを兼ねています。
小物入れもついて3役です。





使用感は最高。

これ一つを肩に掛けて歩けばよいだけで煩わしさも何もありません。

おまけにいつでも冷たい飲み物が飲める嬉しさ。

先日はペットボトル5本入れてスタートしましたが、重さは感じなかったです。





先日は見知らぬ2組の父兄から「何処で購入したの?」と聞かれました。

限られた市場ではありますがウケが良さそうです。


一個$40。

2009年5月28日木曜日

ローカルルールの本音と建前

色々なジュニアトーナメントに参加していますが、どの協会でもローカル・ルールというものを設定しています。共通しているのは応援に関するものが多く、子供の応援に熱中する親の行き過ぎた行動を制する規律が多いように思えます。

私のような真面目な日本人にとっては「ルールは守らなければならない」という認識で望みますが、現実はかなり違った解釈で扱われているのが最近分かって来ました。



携帯電話に関するルール
「プレーヤー及びギャラリーはトーナメントプレー中に携帯電話を使用してはならない。違反の場合、プレーヤー:競技失格、ギャラリー:コース退場」
プレーヤーが競技中に携帯電話を使用することはないと思いますが、父兄が応援中に電話やテキストしているシーンはしょっちゅうあります。
しかし実際に退場となることはありません。

なぜか。

このルールを設定している本当の理由。
それはプレーヤーとギャラリーの間で携帯電話を通してアドバイス等を与えられないようにしているだけなのです。
ですからギャラリーが仕事やその他の理由で電話を使用していても実際には注意もされません。話し声がうるさいのは問題外ですが。





ギャラリーが歩ける場所

どのトーナメントでもカート道かラフと決まっています。
フェアウエイ、グリーン、ティーグラウンドに入ることは許されません。
でも実際には禁止エリアに入っても怒られません。

なぜか。

このルールを設定していないとフェアウエイを真っ直ぐ歩く人や、グリーン上に上がって見学する輩が出てくるからです。
ちょこっと横切るレベルでは何も言われません。




選手とは○○ヤード離れること

実際にはくっついて歩いてもペナルティとはなりません。

なぜか。

こうしないとおしゃべり好きのギャラリーが選手に話しかけてしまうことが多いためです。
一旦話を始めれば気づかないうちにアドバイスを与えていることになりかねないですしね。
途中で飲み物や食べ物を手渡すことは許されています。ただし必要な会話は全て英語で行わなければなりません。(これは重要)



服装規定

選手もギャラリーも服装に関する規定があります。

もちろんジーンズはダメ。裾の短い半ズボンはダメ。シャツはズボンの中に入れること。シャツには襟がついていること等々。
ゴルフトーナメントに来ていますから、選手もギャラリーもゴルフウェアを着て来そうなものですが、そのような常識はアメリカにはありません。

ビギナークラスの大会ですと平気でジーンズをはいてくる子もいますし、サッカーのシャツを着てくる子もいます。(襟がついているからOK?)

完全アウトな服装以外でも微妙な線で規定は破られています。バスケットボールのパンツ、カーゴパンツ(かなり多い)、ビーチサンダル(選手にはいませんが)、丸首のゴルフシャツ等。


とにかく事細かく規定していないととんでもないことが起きてしまうのがアメリカということでしょう。

2009年5月26日火曜日

カーステン・メモリアル・ジュニア

この日曜と月曜は長男のトーナメントでした。(月曜日はメモリアルデーの休日です)

JAGS(ジュニア・アマチュア・ゴルフ・スカラー)主催のカーステン・メモリアル・ジュニアです。

ASUカーステンGC
6,843Y Par70  73.8/131


JAGSというのはロス地区を拠点にジュニアゴルフを応援する慈善団体で、ゴルフを通して人間形成のお手伝いをします的な、ギンギンの競技志向とは少し違った趣です。

よって競技レベルもさほど高くなく今まで参加したことはありませんでしたが、この大会の優勝者にはAJGA(全米ジュニアゴルフ協会)競技のエグゼンプション(予選免除)を一つもらえることになっていたため参加を決めました。


会場のASUカーステンGCですが、前回の記事にも書いたとおりピート・ダイの設計です。
距離は6,800Yですがパー70(一番後ろは7,000です!)と果てしなく長いコースなのです。
長男のドライバー飛距離は240~250ですが、2打で届かないパー4が3つあります。


18番ホール471Yパー4    まさに「モンスター」


初日78(8オーバー)

2日目75(5オーバー)

合計13オーバーで単独7位でした。

優勝は69・71のイーブンパー。



残念ながらエグゼンプション獲得はなりませんでした。
ショットの微妙なブレに加えパットが冴えず、初日33パット、2日目30パット。
2日間通してバーディーはたったの1個、池ポチャ2個、3パット1回。


ティーショットがフェアウェイを外れなければ問題は起きないのですが・・・・



このコースで戦うには絶対的な飛距離が足りないと感じました。
ショートゲームは一番大事ですが、これだけ長いクラブばかり持たされると、パーは取れてもバーディーが取れません。いつだかアニカ・ソレンスタムが男子ツアー(コロニアル?)で戦った時と同じです。


本人がこの大会で何をどう感じたかはわかりませんが。



15番457Y(アゲンスト)パー4  2日間ともティーショットがフェアウェイまで届かず。

2009年5月24日日曜日

ディエガンメモ2

本日現地で練習ラウンドを行いました。

上空からの写真では確認できないアンジュレーションを書き込み。





こんな感じになりました。

明日長男は使うと言っています。

役に立てばいいんですが、逆に考えすぎを起こさないか心配しています。

ASUカーステンGC

今日はASUカーステンGCで長男の練習ラウンドにつきあいました。私はプレー無しです。

ここはアリゾナ州立大学所有のゴルフ場です。

あのフィル・ミケルソン始めその他大勢のツアープレーヤーが卒業した学校&施設なのです。


ゴルフ場建設時には多額の寄付があの「PING」の創始者であるカーステン・ソルハイム氏から送られたことで彼の名前がついているようです。儲けの多くを社会還元するアメリカ人の考え方にはいつも感心させられます。



よってクラブハウスのドアノブはPINGのドライバーヘッド。







設計はピート・ダイで、典型的なデザインを踏襲しているようです。

フェアウエイもグリーンもコテコテのバミューダ。暑いですからね。(今日は35℃)







超名門ゴルフ部だけあって、クラブハウスには色々なトロフィーが誇らしげ飾られていましたが、中でも目を引いたのがこれ。






全米アマ優勝トロフィーのレプリカです。


ASU出身者では3人らしいです。






皆さん知っている名前ですね。


明日は朝6:48スタートです。早っ!!

2009年5月23日土曜日

ディエガンメモ

超人気ブロガー「アッキーナ」さんの 記事に影響されて私もヤーデージBOOK作りにチャレンジしました。

名付けて


「ディエガンメモ」


今回製作するゴルフ場は今週長男が試合でプレーするアリゾナ州の ASUカーステンGCです。

頼りは「グーグルアース」。





上空からの写真を抜き取って距離を入れていきます。
グーグルアースには距離を測る機能がついているので、ポイントからポイントへの距離は一発で判ります。



でもここで素朴な疑問が・・・・

「この距離ってどこまで正確なのか?」



隣に位置するフットボール場にて検証してみると・・・・・




人間のゴルフショットより正確であることが判り安心しました。





縮尺にも影響されない安定さで大変上手く出来ていますね。





で完成の写真。







汚いですけど。
実際に長男が使うかどうかは全く不明です。


オヤジの自己満足の世界。。。。

2009年5月21日木曜日

パッティングの極意?

先日の州アマ予選通過にはパッティングの好調さが一番の要因でした。

正式には29パットですが、カラーからの分も入れると32パット。

カラーを含めるとパーオンしたのが15回ですからショットが好調とも言えるのですが、決めたパットの長さを見ると・・・


10m 1回
6m  1回
5m 2回
3m 1回
2m 1回
やばいラインの1~1.5m 3回


と決め所を殆ど拾ったんです。
こんな事は最近滅多にないのですが、前日の就寝前に見たこのビデオが効きました。


Ben Crenshaw on Putting


彼がビデオで語っているキーポイントは2つ:


① ボールをストライクする。
② 気持ちよくスムーズにストロークする。


ボールは「ヒット」すると通常いいますが、この「ストライク」という言葉が私には新鮮でした。

「ストライク」

これがボールの芯をパターの芯で打ち抜くイメージを筋肉に対して容易に与えてくれました。


②の「気持ちよく」というのは余りメカニカルなことにはこだわらず、十分大きなテークバックを取ってスムーズにストロークすると語っています。

インパクトが緩まないようにショートバックスイングでしっかり「カツッ」っと「ヒット」するより、十分大きなバックスイングで、ヘッドの重みを利用して「ストライク」することが大事と理解しました。これを実践するためにはグリッププレッシャーを緩くする必要があると他のビデオで述べています。


ベン・クレンショウのビデオには師匠のハビー・ペニックの言葉も随所に現れ見ているだけで上手くなったような気持ちになります。

是非お試しを。

2009年5月19日火曜日

州アマ予選

通過


しました。



シャドーリッジCC
7,002Y Par72  74.1/129

45人しか参加のなかった会場だったので通過枠は4人と聞いてがっかり。
他会場も同じ上位9%枠ですが絶対人数が多い方が楽だと感じます。


内容は3バーディー1ボギー、29パット。

16番のパー5で5mを沈めて2アンダーになったところで

「2アンダーなら通過かも・・・」

と考え出した途端ゴルフが難しくなりました。


一番緊張した最終ホールは上り400Yのパー4で、過去にパーを取ったことが無いホールでした。

左はでっかい木とバンカー群、右は崖なのです。プルプル



今回もチッビってティーショットを引っかけ、セカンドは180Yの登りを3Wで木の枝の下を這わせ、グリーン左手前エッジへ。


そこからはピンまで20mの上りで5m右に切れるラインを5Iで転がしカップ下3m。


「これを入れたら絶対に通過出来る!」


とまた自分にプレッシャーを掛けてしまい、ほぼ失神状態で打ってしまったパットはレールを上を転がるように吸い込まれていきました。



トップは67、2位が68、そして私が70、一緒にプレーしたドンおじさんが71で4位。


我々最終組だったのでそれまで圏内として待機中だった73ストロークの御仁達を補欠選考のプレーオフに送り込んだのは気分が良かったです。

それにしても前回の出場から早5年、またプレー出来ることを素直に喜んでおります。

決勝は1ヶ月後にレーク・マセッドGC(サンフランシスコ南にあるプライベートコース)で行われます。

2009年5月13日水曜日

Tour 360 3.0

踵のカップがトレードマークのTour360 3.0を購入しました。





やっぱ最高級モデルは履き心地が違いますね。

ソールがしっかりしていて大地に吸い付く感じです。






典型的日本人型の足を持つ私はワイドを選んだ訳ですが、パワーバンドの時と比べると広すぎずで丁度良いと思いました。特に甲回りの皮が非常に柔らかい。

色のバリエーションを変えてもう一足欲しいところです。 <小>(無理ですけど)</小>

2009年5月11日月曜日

ポール・ベノイト・メモリアル

今週末はサンディエゴ・ジュニア・ゴルフ協会の試合でした。

7月に行われるジュニア・ワールドのサンディエゴ地区の予選会全6戦の第4戦目です。


長男(チャンピオンシップの部 15~18歳)

バルボア・パークGC

6,288Y Par72  71.1/127







有名なトーレ-・パインGCと同じく、サンディエゴ市が運営するゴルフ場です。
ただトーレーパインとは趣が全く違い、本来の市民ゴルフ場と化しています。(=コンディション悪い)



初日の土曜日は上手く73にまとめT5と良い滑り出しでした。

しかし2日目の今日は同伴者(本日66)の上手いプレーに引っ張られることもなく79で沈没。

昨今の平均スコアは79ですから実力通りというべきでしょうか。

結局55人中T15でフィニッシュしました。


最近は練習にも熱が入っていないようなので試合前にも心構えについて細かい事を言いましたが、「僕は(お父さんがやっているように)夢中にはなれない。」と母親にこぼしたようです。


ちょっとスローダウンして様子をみてみようと思います。



次男(9-10歳の部)

次男はお休みしました。
ジュニア・ワールド出場の大事なポイントが掛かっている試合ですが、ゴルフより大事な学校の遠足に参加するためです。






朝7:35の飛行機に乗って遙々州都のサクラメントまで。

川に入って砂金取りや、ガバネーター(アーノルド・シュワレッツネッガー州知事)の執務室を覗いたりと、大変楽しかったようです。


次男は長男の失敗経験が反映されるので、ゴルフ一筋ではなく色々やらせてもらって得しています。(衣服はいつもお古ですけどね)

2009年5月5日火曜日

優勝!

娘のソフトボールチームが地元のリーグで優勝しました。





ちびっ子だけのリーグなので5チームしかないんですが、それでもコーチや父兄は興奮します。




これ娘のヘルメットです。






カスタムペイント凄いでしょう。





ポニーテールが出来るようちゃんと穴が空いているんですね。



12歳くらいになったらゴルフに転向してもらおうと思っていますが上手くいくかどうか。。。